『わたしゃ〜トイレに行きてえわぁ』
憲ちゃん
駐車場から車出してくれる間に
私
おばさんを連れてったげるわ
『ここで待っといてな』
そう云うて直ぐ
『痛え痛え立てれん開けてん〜アァ〜痛え!!』
内鍵を閉めてるから
ガチャガチャしてもビクともしない
隣の”個室”の緊急呼び出しボタンを
押す
管理人さんが来てくれはった
脚立も役立たず
その間もずっと
『痛え痛え!わたしゃどねんしたらえんで〜早よう開けてん』
骨折してるかも…
怪我して出血してるかも…
119
救急車とレスキュー2台
和式の便器に
前のめりにサバッてはった
『パンツはのぶこさんが上げてんよ』
レスキューの人が前から支え
私がパンツとズボンを上げる
『このまま病院へ行かれますか』
イヤじゃ!!
『どっこも痛とうねえんじゃから絶対病院なんか行かん』
とりあえず
ストレッチャーに座ってはる
土曜日やし受診しといたほうが
『いいですよね』
救急隊の方と話しながら
手続きの書類に記入したけど
憲ちゃんも『大丈夫やろう』言う
私なら診てもらっとくけどな〜
〜心配やけど行かないことにする
神崎皮膚科
亀山内科に事の説明をしにいって
車に戻ると
おばさんケロっとしてる
『なにぅ食べに行くんで?』
ま、その程度で済んで良かった
救急隊の方
一人一人にお礼を言って
その場から離れる
まわりは《大騒動》
今日は
お金をあげる日
岡山プラザホテル
12時半に昼食の約束してる
三人揃って来はった
それぞれ好きなものを注文して
おばさんと私は
ばら寿司
ご飯のあと少し歩いてみる?
足の状態も見たいし
ほんまに大丈夫そう
家系やな〜強靭
良かったワ
後楽園の桜堤
蕾カタシ
施設に戻って
今日の《出来事》報告
びっくりしたね〜
私の心配をしてくれはった
胸の発作が何度も何度も
原因は
【岡山にいる】ということ
2月も3月も
なに食わぬ顔で謀って…た…
それがフラシュバックして
心が苦しんでる
リーゼを飲まずにはいられない
朝から4錠め
おばさんの騒動で
限度の6錠
ちょっとフラフラするわ
早くここを離れたい
荷物を取りに
4階へ上る階段
憲ちゃんのスマホに電話
『どうしてるんですか?』って!?
かけてきはったん?
今??
どんな神経してん?
掛け直すと
『アッさっきはなにか…?』
さっきはそちらから
今はこちらからかけてるのに
先に話しはじめる ”貴女”
遮るように私『もしもし』
…黙った…
『もしもしお返事してください』
言うたとたん切れた
ハナにかかった分厚い声
龍野で晩ごはん
にゅうめん
体力無いし
元気の出る食べたいモン無いし
甘いミルクティーが飲みたいな〜
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