大好きなジョリーちゃん

３２年前

里帰りして岡山高島屋

大食堂でランチしたあと

おもちゃ売り場へ

タッチ歩行は人並みやけれど

おはなしはオクテやった雄頼

ぬいぐるみの棚

一番上を指差し

『あ、あ、あ』

ブルーの瞳

しなやかな毛並み

本物のネコちゃんくらいある

あまりにも美しい

《白い猫》

父が店員さんにお願いして

下ろしてもらうと

私の目にチラリお値段が、、、

『それは買うてもらわれへんわ〜高すぎやわ』

言うてるのに

父はニコニコしながら

母もウインクしながら

雄頼の手に持たせてる

キャーやめてぇ〜

すでに抱きしめて

おもいっきり頬ずりしてるし。。。

『かっちゃんはお目が高い！』

私たちも

おもいっきり両親に甘えていた頃

お話ができるようになって

お名前は？と聞くと

『大好きなジョリーちゃん』

ずっとそう言うてた

ジョリーちゃん

昨日

凉月ちゃんが

シマジロウくんを持ってたのを見て

思い出し

《かつよりのたいせつなもの箱》

開けた

相変わらず綺麗な瞳

利香ちゃん持ってかえる？

それじゃあ

私にとっても”大切な”

思い出のジョリーちゃん

雄頼のところへ行っていいよ

使ってくれるなら

手作りのバックもどうぞ

ジョリーちゃん

凉月ちゃんにも

可愛いがってもらいや〜

憲ちゃんはゴルフ

５時半出発

私も暑くなる前に

資源ごみのビンカンを出して

真知子さんに

９月のハガキ渡していたら

あっ！文代さん！！

どしたん？

『顔見にきてん〜どないしてるか気になっててな』

ハガキみたん？郵便屋さんきたん？

『いいや〜顔見たなってん』

ほんまのほんま？

ありがとう生きてるよっ

２日のpizza

真弓ちゃん乗せてくれるん

重ね重ねありがと

ほんまにビックリするわ

母のタンコブ

施設の看護師さんに電話

『だいじょぶですよ〜安心していってきてください』

ホッ良かったぁ〜

夕方

チーフにお願いしてた

お肉

憲ちゃんゴルフ帰りに

買ってきてくれたから

洗濯機一回まわして

さあ福ちゃん

まだ綺麗なお花も一緒

いってきまぁ〜す

朝

１１時の集配に間に合うよう

梓さんに一筆

午後

彼女からメール

今日は不思議な日。。。

”届いてないのに”

気持ちが ”届いて” 繋がってる。。。